お手軽「野点」で お花見をワンランクアップ!


その昔、武将が遠征の途中で旅の疲れを癒すため、自然の中で茶を楽しみ一服したことが始まりとされる野点。今では、桜の美しい春や、紅葉が鮮やかな秋などに催され、屋外でお抹茶と和菓子をいただく日本の伝統行事として親しまれています。そんな和のピクニックとも言える野点が、今、若者たちの間で人気なのだとか。今回は、気軽に楽しめる、今どきのお手軽「野点」をご紹介します。

そもそも野点ってどんなもの?

「野点」と聞くと、作法の難しい茶道を屋外でするイメージがありますが、実は、屋外で緑茶や煎茶を楽しむことも「野点」と呼ばれます。だから、楽しみ方は自由!着物に身を包み、野点傘を立て、赤い敷物の上で抹茶をいただく本格的なものから、ベンチにこしかけておいしい緑茶をいただく気軽なものまで、気分やシチュエーションに合わせて楽しめるんです。

本格的だけど、気軽に野点を楽しむポイント

 

お抹茶をいただく野点に最低限必要な道具は、

・抹茶茶碗
・茶筅

の二つ。
抹茶を入れる棗(なつめ)や茶杓(ちゃしゃく)、お盆などがあればなお本格的ですが、袋や缶に入った抹茶をスプーンなどで取り出すといった簡易な方法でもOK!季節に合わせた素敵な抹茶茶碗と茶筅、そしておいしい和菓子があれば、いつものお花見がワンランクアップしますよ。

その他、お手軽野点に必要なもの

 

・抹茶

ひとえに抹茶と言っても、産地も違えば味わいもさまざまです。京都の「宇治茶」や愛知の「西尾茶」、静岡の「静岡茶」などが有名です。それぞれの味わいを飲み比べてみるのもお気軽野点の楽しみの一つ。

・お湯

お水は、抹茶の味わいを引き立てる軟水がよいでしょう。アウトドアコンロを使って、その場で沸かすとより野点の雰囲気が楽しめますが、水筒で持参してもOKです。

・茶菓子

季節の生菓子がおすすめです。和菓子職人が丹精込めた生菓子は見ほれる美しさ。抹茶の程よい苦みにはやはり和菓子の甘味がよく合います。

野点道具は、古道具屋やアウトドアショップで探す手もあり

お手軽野点とはいえ、抹茶茶碗や茶筅など「野点道具は自分好みのものを揃えたい」という方におすすめなのが、古道具屋です。宝探し気分で掘り出し物を探せば、素敵なアイテムが驚きのプライスで見つかることも。逆に、探す手間を省きたい人には、アウトドアショップなどで購入できる「野点セット」もあります。

まとめ

いかがでしたか?お手軽野点のよいところは、場所を選ばずどんなシチュエーションでも野点を楽しめるところ。例えば、登山途中の山の頂上や桜の名所、はたまた近くの公園など、自分好みの場所で開くことができます。抹茶に限らず緑茶でほっと一息つく休憩も、立派な野点と言えますね。野点道具を揃えるのが大変な場合は、急須と湯呑、そしてちょっと贅沢な茶葉とお湯を持って出かけましょう。桜を見ながら春の陽気に包まれていただく一杯をぜひ楽しんでみてください。

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