健康なお肌づくりに緑茶が有効なワケとは?


冬に入り、気になるのがお肌の乾燥。顔はもちろんですが、冬場になると肘や膝、かかと、くるぶしなどがカサカサになり、人によってはひび割れを起こしてお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

化粧水やクリームでの保湿ももちろん重要ですが、体は外側だけでなく内側のケアも大事。お肌の健康に欠かせない栄養素といえば「ビタミンB2」「ビタミンB6」を含むビタミンBです。この冬はビタミンBを意識的摂取して、体の健やかさはもちろん、美しさも手に入れていきましょう。

お肌の健康とビタミンB

お肌の健康になぜ「ビタミンB」なのか?それにはまず、「お肌のターンオーバー」の仕組みを知る必要があります。

お肌のターンオーバーとは

人の体を構成する「細胞」は日々少しずつ生まれ変わっており、お肌も例外では無く、日々新しい皮膚が生まれ、古い皮膚は剥がれ落ちています。古い皮膚が分泌物と混じり合いできるのがいわゆる「垢」なのです。

ただ、肌や皮膚といってもさまざまな層に分かれており、お肌のケアにおいてまず気にするべき層は、私達が今触って「皮膚」と感じている部分、つまり「表皮」です。この「表皮」は「基底層」「有棘層」「顆粒層」「角質層」に分類されます。

基底層で新たな表皮細胞(ケラチノサイト)が作られ、前からあった古い表皮細胞はどんどん上の層へと押し出され、角質層へ移動します。そして最後は死化し、垢となってはがれ落ちるのです。「お肌のターンオーバー」とは、新たな表皮細胞が生まれて死化するまでのサイクルなのです。

ターンオーバーとビタミンB

ターンオーバーが上手くいかないと、お肌の不調の原因にもなります。ターンオーバーが遅く、古い皮膚が残り続けるとシミやくすみの原因にもなりますし、ターンオーバーが早すぎると未発達の皮膚が出て肌荒れの原因にもなってしまいます。

ビタミンBは、正常なターンオーバーを助ける栄養素です。体を構成する大事な栄養素である「糖質」「脂質」「タンパク質」ですが、単体では中々栄養素として吸収されにくく、それを吸収しやすいよう代謝を行っているのがこのビタミンBなのです。

緑茶にはビタミンが豊富

ビタミンB群の中でも、特に栄養素の代謝を行い、肌や髪の健康と深く関わっているのが「ビタミンB2」や「ビタミンB6」です。緑茶にはこれらが含まれており、特に玉露はビタミンB2が豊富。また緑茶はコラーゲンを合成し、シミなどの原因にもなるメラニン色素の定着を防ぐビタミンCも含まれています。

お肌の健康を内側からサポートするためにも、緑茶は実に有効と言えるでしょう。

大井川茶園では各種緑茶をご用意

大井川茶園ではビタミンB2が多く含まれる玉露を始め、抹茶、煎茶などさまざまな種類の緑茶をご用意。お茶の葉はもちろん、ティーバッグやスティックタイプなどさまざまな商品がございますので、ぜひお肌の健康を意識しながら、お茶を楽しめる一助となれば幸いです。