はじめてでもできる!おうちで楽しむ「抹茶ラテアート」


珈琲の上に描かれたラテアート。ハートや木の葉、動物など、飲んでしまうのがもったいないほどかわいらしい模様は、味わいだけでなく目も楽しませてくれます。実はこのラテアート、珈琲だけなく抹茶を使ったものもあるんです。しかも、バリスタが技術を競う「抹茶ラテアート大会」なるものまであるそうで、ブームの兆しをみせているとか。そこで今回は、はじめてでもできる、抹茶を使ったラテアートをご紹介します。

まずはラテアートを知ろう

ラテアートとは、別名コーヒーアートとも呼ばれる、エスプレッソやカプチーノ、カフェラテなどの上にバリスタが描く模様のことです。世界中のバリスタがその腕前を競う大会があるほどラテアートの世界は奥深く、日本にも優秀なバリスタがたくさんいます。本格的なラテアートを楽しむには、エスプレッソマシンといった道具のほか、珈琲の濃度や温度にも気を配る必要がありますが、今回ご紹介する「抹茶ラテアート」なら、初心者でも身近な道具で簡単に楽しむことができるんです。

ラテアート最大の難関、フォームドミルクづくり

ラテアートに欠かせないのが、空気をたっぷり含んだフォームドミルク。カフェなどでは、水蒸気が出る機械を使いミルクを温めながら泡立てますが、少しコツをつかめば、簡単に手に入る道具でおうちでもつくることができます。

フォームドミルクのつくり方:

材料:(1人分)
・牛乳 150ml(開封したての新鮮な、乳脂肪分3.6%~4%の成分無調整乳)
・ミルクピッチャー(注ぎ口のある耐熱の計量カップや注ぎ口をつくった紙コップでも代用可)
・ミルクフローサー(100円均一でも購入可)

つくり方:
1. 小鍋に牛乳を入れ、ヘラでゆっくりかき混ぜながら弱火で加熱し、湯気が出始めて少しとろみがついてきたら火を消す。(この時点でだいたい70℃。65℃~70℃が適温)
2. 1の牛乳をミルクピッチャーに移し、ミルクフローサーで泡立てる。空気がきちんと入るように、ミルクフローサーはミルクピッチャーの中央寄りにし、少し先端が出るようにして泡立てるとよい
3. 1.2倍~1.5倍にきめ細かく泡立ったらできあがり。最後にミルクピッチャーを回して、ミルクと泡を均一にする

いよいよ、「抹茶ラテアート」をつくろう!

材料:(1人分)
・抹茶 茶さじ2杯(3~4g)
・お湯 30ml
・砂糖 5g
・フォームドミルク(牛乳150ml分)
・茶筅
・茶こし
・マグカップ
・つまようじ

つくり方:
1. 抹茶を茶こしでこしながらマグカップに入れ、砂糖を加える
2. 1にお湯を注ぎ、茶筅でよく混ぜて溶かす
3. 2にフォームドミルクを注ぐ
4. 3の表面につまようじで絵を描く

つまようじを使えば、初心者でも簡単にラテアートを楽しむことができますが、プロのようにフォームドミルクを注ぎながら絵を描くこともできます。少しコツがいりますが、インターネットを検索すれば、図案やつくり方がたくさん出てきますので、挑戦してみてくださいね。

<まとめ>

いかがでしたか?カフェやバールなどでドリンクを頼んだ際、思いがけずラテアートが描かれていると、なんだか幸せな気分になりますよね。「抹茶ラテアート」なら、身近な道具で簡単にできるため、ホームパーティーや来客時のおもてなしにもぴったりです。ぜひ一度お試しください。