緑茶がいい味だすんです。お正月にぴったりな緑茶を使ったおせちレシピ


今年も残すところあとわずか、年賀状に大掃除、お正月の準備と年末は考えることもすることも盛りだくさんで、あっという間に新年を迎える人も多いはず。そんなせわしない毎日ですが、緑茶を使っておせちづくりを少し楽しんでみませんか?緑茶は、下ごしらえでいい仕事をしたり、味のメインになったり、実はおせちでも大活躍。2020年の年初めを晴れやかに迎える手助けをしてくれますよ。ぜひ緑茶を使ったおせちに挑戦してみてくださいね。

あのおせちも、実は緑茶を使うともっとおいしくなる!

意外とつくるご家庭も多いおせちといえば、「煮豚」や「棒鱈甘露煮」ではないでしょうか。実はどちらも緑茶を使うと臭みやアクがとれてよりおいしくつくることができます。

●棒鱈甘露煮

材料:
カット棒鱈(乾燥) 200g
生姜 1片
だし汁 800ml
酒 1/2カップ
砂糖 大さじ3
しょうゆ 大さじ2
みりん 大さじ2
緑茶 大さじ1
お茶パック 1枚

作り方:
1.棒鱈をボールやタッパーに入れ、たっぷりの水を注ぎ、朝晩水を変えながら2日ほどかけて戻す。戻した棒鱈は水気を切り、食べやすい大きさにカットする。
2.鍋に1の棒鱈とかぶるくらいの水、お茶パックに入れた緑茶を入れたら、中火で30分ほど下茹でして、アクや臭みをとる。
3.2の棒鱈の水気を切り、ボールに入れた水の中で壊れないようにやさしく洗う。
4.鍋に3の棒鱈と生姜、だし汁、酒、砂糖、棒鱈がかぶるくらいの水を入れ、落し蓋をしながら3時間ほど弱火でゆっくり煮る。
5.やわらかくなったら、しょうゆとみりんを入れ、さらに30分ほど煮込み煮汁が無くなればでき上がり。

●煮豚

材料:
豚ももブロック 2個(タコ糸で縛った焼豚用650g程度)
生姜 1片
にんにく 1片
緑茶 850ml
酒 1/2カップ
水 1/2カップ
砂糖 大さじ2
みりん 大さじ2
しょうゆ 大さじ2
サラダ油 適量

作り方:
1.フライパンにサラダ油をしき、豚ももブロック全面を焼き付ける。
2.圧力鍋に、薄切りにした生姜とにんにく、緑茶と1を入れ蓋をして火にかける。圧力がかかったら、火を弱め10分煮込みそのまま1時間置く。
3.鍋に水と残りの調味料を全部入れ、沸騰したら2の豚肉を入れて転がしながら煮詰める。煮汁が少なくなればできあがり。
4.冷めたら好みの大きさに切って、残った煮汁をかける。

彩りに華を添える、抹茶を使った定番おせち

抹茶を使った定番のおせちをつくれば、彩りがぐんとアップします。

●抹茶伊達巻

材料:
はんぺん 1枚
卵 4個
抹茶 大さじ1
砂糖 大さじ1
みりん 大さじ1
サラダ油 適量

作り方:
1.一口大にちぎったはんぺん、卵、抹茶、砂糖、みりんをなめらかになるまで一緒にミキサーにかける。
2.フライパンにサラダ油をしき、1を流し入れ弱火で10分ほど加熱する。
3.中までふっくら焼き上がったら、焦げ目を上にしてまきすの上に起き、手前側に2、3本切れ目を入れ温かいうちに巻く。
4.紐やゴムでまきすを固定し、冷ます。
5.冷めたら、好みの大きさに切り分けてできあがり。

●さつま芋の抹茶絞り

材料:
さつまいも 1本
栗の甘露煮 10個程度
抹茶 小さじ1
砂糖 少々
塩 少々
バター 小さじ1

作り方:
1.さつま芋をやわらかくなるまで蒸し、熱い内に皮をむいて裏ごしする。
2.1に砂糖、塩、バター、少量のお湯で溶いた抹茶を入れまぜ合わせる。
3.2を食べやすい大きさに丸めて、真ん中に栗の甘露煮を入れる。

<まとめ>

いかがでしたか?緑茶は意外とおせちでも活躍していますよね。下ごしらえなどで使う緑茶は、少し古くなってしまったものでもOK。アクや臭みをとるだけでなく、緑茶の旨みや栄養もプラスされるので、これからの季節の体調管理にもおすすめです。