日本茶の専門資格は全部で何個?インターネットでも受験できる資格のあれこれ

「調理師」や「栄養士」、「食品衛生管理者」など、食べ物に関わる資格はさまざまあって、資格がなければできない仕事も少なくありません。実は、日本茶にもいくつかの専門資格があることをご存じでしょうか。難易度は高くても、取得すれば仕事に生かせる資格から、インターネットで手軽に受験できる資格まで、日本茶が好きな方にぜひチャレンジしていただきたい専門資格をご紹介します。
食品に関わる資格は何に役立つの?
食べ物に関わる資格は、単なる知識になるだけでなく、仕事とプライベートの両方で大いに役立ちます。例えば、「管理栄養士」や「栄養士」の資格は、医療や福祉の現場で非常に重宝がられます。国家資格の保有者として社会的信用度が高まり、就職での優遇や収入・評価にも反映されるのが一般的です。「調理師」の資格は、飲食業を行う上で欠かせません。さらに、食品メーカーでは「フードコーディネーター」がレシピ開発を手掛けている他、食の演出、料理教室、イベントなどにも活躍の場が広がっています。食品に関する正しい知識の普及や啓発に取り組むコンサルタントとして、スポーツや教育分野で働く人も少なくありません。
毎日の暮らしにも役立つ食品資格
仕事に限らず、日々の生活においても資格で得た知識が大いに生かせます。栄養学に関する知見は、食を通じた子どもの成長や、体調管理に役立ち、生活習慣病予防にも役立ちます。また、食材の見極めにおいても知識が生きます。食品表示から得られる情報を正しく把握できるようになったり、鮮度に優れた食材を選ぶ目利ができるようになったりします。
料理を趣味にしている方にもおすすめ
仕事や生活のいろんな場面に加えて、趣味においても専門知識が役立ちます。専門的な観点から食材を扱えるようになったり、いろんなカテゴリーやジャンルを組み合わせたオリジナルの新しいレシピを作ってみたりと、趣味の充実にもつなげてみると良いでしょう。
お茶に関わる専門資格とは?
食品の中でも、日本茶にしぼって専門資格を探してみると、カルチャースクールの講師として活躍できる資格から、インターネットで手軽に取得できる資格まで、幅広いものが見つかります。
教育・指導活動ができる「日本茶インストラクター」
「日本茶インストラクター」は、NPO法人日本茶インストラクター協会が認定する、日本茶に関する中級指導者としての専門的な知識と技能を証明する資格です。この資格は、単なる愛好家レベルを超え、日本茶のプロフェッショナルとして活動するための最も代表的で権威のある資格とされています。カルチャースクールや専門学校をはじめ、各種講習会の講師、日本茶教室の開催や主宰といった活動に携われる中級難易度の資格です。資格取得には、日本茶に関する非常に広い知識が求められ、資格認定試験は第一次試験(筆記)と第二次試験(実技)の2段階で行われます。
詳細はこちら↓
NPO法人日本茶インストラクター協会公式サイト
https://www.nihoncha-inst.com/
インターネットで気軽に試せる「日本茶検定」
NPO法人日本茶インストラクター協会が主催する「日本茶検定」は、日本茶に関する知識を試すための初心者向けの検定です。目的は、日本茶の知識を気軽に身につけ、その魅力を再発見してもらうこと。日本茶に興味があれば誰でも受けることができて、オンライン(インターネット)で、いつでもどこからでも受験可能です。合計100問が〇×方式で出題され、合格ラインは60点以上。得点の高さに応じて1~3級があり、90点以上で1級を取得できます。高得点目指して、ぜひチャレンジしてみてください!
こちらも詳細は以下のNPO法人日本茶インストラクター協会公式サイトへ
https://www.nihoncha-inst.com/
お茶を余すところなく楽しめるのが資格の魅力
上記で紹介したほかにも、日本茶に特化した実践的な知識や手法を学ぶ資格、茶葉販売店での接客やアドバイスに役立つ資格などが用意されています。興味がある方は、ぜひチェックしてみてください!