無病息災を祈願するお茶「大福茶」で新しい年を迎えよう!


12月に入るとどのお店もクリスマス一色になりますが、忘れてはいけないのはお正月の準備。まだまだコロナ禍が収まる様子が見えませんが、だからこそ新しい年は健康に過ごしたいものです。そこで今回は、京都に古くから伝わる新年の縁起物「大福茶」をご紹介します。今年は無病息災を祈願して飲まれるこのお茶で、新しい年を迎えましょう。

 

大福茶とは

大福茶とは主に新年に飲まれる、縁起物のお茶のことです。その起源は平安時代と古く『都で疫病が流行った際、口承念仏を広く伝えた空也上人が梅干しを入れたお茶を病人にふるまったところ、疫病が鎮まった』という逸話にあやかり、当時の天皇であった村上天皇がこのお茶を飲むようになったことが由来だとされています。

当時は天皇の嗜むお茶として「皇服茶」という名前だったそうですが、お茶が上流階級の人々だけのものではなく庶民にも広まりはじめると、名前が「大福茶」という縁起の良い名前に変わっていき、今日まで伝えられているとのことでした。

空也上人の建てた寺院「六波羅密寺」では、お正月三が日、無病息災を祈って大福茶の授与がおこなわれているほか、京都のお茶屋さんでもお正月が近づけばこの大福茶用のお茶が店頭に並びます。また現在では、京都に留まらず広い地域で嗜まれており、無病息災を祈願して飲むお茶として広く普及しているお茶と言えるでしょう。

 

大福茶の飲み方

大福茶と言っても、お茶の葉の製造方法は特別なものではありません。かつて上人が行ったように、お茶に梅干しと、縁起物の結び昆布を入れて飲むのが「大福茶」です。梅の酸味と昆布のまろやかさは特に香り高い煎茶との相性が抜群ですし、梅干しに含まれる「クエン酸」は、疲れの原因となる乳酸を抑える働きがあるほか、血液をサラサラにする効果もあり、昔から健康食品として嗜まれてきました。

少し塩分が多いため、味付けの濃いおせち料理とのバランスは必要ですが、それでも忙しい師走を乗り越え、ほっと一息つきながら一年のはじまりに健康を祈願するには、「大福茶」はまさに最適と言えるでしょう。

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