冬本番!インフルエンザは、毎日の緑茶習慣で予防しよう


寒くなると、本格的な風邪のシーズンが始まりますね。気温や湿度が下がると、免疫力が落ちたり、ウイルスが生き延びやすく、うつりやすい環境が整ってしまいます。特にインフルエンザは予防接種があるくらい、重症化すると危険な風邪だといわれています。そこで今回ご紹介するのが、緑茶を使った風邪予防です。緑茶に含まれるカテキンには、抗ウイルス、抗菌作用があり、インフルエンザほか、冬の風邪を予防できると注目されています。

緑茶成分は、ワクチンで防げない新型のインフルエンザウイルスの増殖も抑制!

毎年秋になると、インフルエンザの予防接種がはじまります。しかし、インフルエンザウイルスは型が多く、また急速に変異するため、ワクチンのみで感染を完全に予防することは難しいといわれてきました。そんな状況下の中、多くの研究者たちに注目されているのが、茶カテキンによる抗ウイルス作用です。ワクチンで防ぐことのできるインフルエンザウイルスはもちろん、新型のウイルスにも抑制効果が期待されています。緑茶でのうがいだけでなく、飲むことでもウイルス抑制効果の可能性があると実証されているため、毎日の生活習慣に緑茶を取り入れることで、インフルエンザ予防に役立てたいものです。

カテキンたっぷりな緑茶をこまめに飲んでウイルスを退治!

体内に入ったインフルエンザウイルスは、まず細胞に吸着し、そこから細胞内に入り込み、増殖します。茶カテキンは、そのすべてを阻害することができるのだそうです。また、定期的に緑茶を飲んだり、うがいをするなど、常に喉を潤すことで、ウイルスの増殖を抑えることができます。

茶カテキンたっぷりな、緑茶の淹れ方

材料:
・緑茶の茶葉 ・・・ 4g(ティースプーン2杯分)
・熱湯(80℃以上)・・・200ml

淹れ方:
1.急須に茶葉を入れ、熱湯を注ぎ約30秒蒸らす。
2.湯呑に水滴が落ちなくなるまで、注ぎ切る。

茶カテキンは、80℃以上の高温で淹れることで、たくさん抽出することができます。帰宅時はもちろん、冬場はこまめに飲むことで喉についたウイルスの吸着を防いだり、増殖を阻害することができ、予防に繋がります。外出時には、水筒などで持ち歩くとよいでしょう。茶葉から入れたカテキン豊富な緑茶がおすすめですが、ペットボトルなどの緑茶を外出先で購入する場合は、カテキンが豊富なものを選びましょう。

■参考HP:伊藤園と静岡県立大、緑茶成分によるインフルエンザ予防効果について発表
https://release.nikkei.co.jp/attach_file/0497575_02.pdf

<まとめ>

いかがでしたか?今回ご紹介した茶カテキンですが、実はインフルエンザウイルスの活動を抑制するだけでなく、免疫力自体をアップさせる作用もあります。朝起きたら喉が痛いなど、風邪のひき始めが多いのは、体温が低下する就寝時に風邪をひきやすいからなのだとか。帰宅時の手洗いうがいはもちろんのこと、小まめに緑茶を飲むこと、そして寝る前の緑茶習慣で、今年の冬は風邪知らず!元気に寒さを乗り越えましょう。