お通じのお悩みにはあのお茶!?注意点もご紹介!


お通じの悩みは季節関係無くありますよね。深刻な場合は病院へのご相談をオススメしますが、まずは日常生活の見直しから。乱れた食生活や不規則な生活をしていないか振り返った上で、整腸効果のある飲食物を摂っていきましょう。

整腸効果とは?

良く耳にする「整腸効果」ですが、これはその名の通り、お腹の調子を整えるはたらきのことです。胃腸は、口から摂取し食道から流れてきた食物を消化、栄養を吸収し、水分を濾過し排泄物を出す器官であり、腸にはなんと約1,000種100兆個の菌が生息していると言われています。菌はそれぞれ体に良い働きをする善玉菌と、悪い働きをする悪玉菌、そして日和見菌があり、これらの菌がバランスを取りながら生息している状態を「腸内フローラ」といいます。

善玉菌が増えればいいのでは?と思うかもしれませんが、条件によっては善玉菌であっても体に悪い働きをする可能性があり、まさに「腸内フローラ」を良いバランスで保つことが重要なのです。

整腸効果のある飲み物って?

「腸内フローラ」の理想的なバランスは、悪玉菌より善玉菌が多い状態です。お腹の調子が悪いときは、悪玉菌が善玉菌より多い状態なので、ビフィズス菌や乳酸菌といった善玉菌が多く含まれている乳酸飲料を飲むと良いでしょう。

しかし、お腹の調子は良くなったけど、なかなか便秘が解消されない、という方も少なくないようです。その場合には、便秘解消効果のある食物繊維を多く含む「雑穀茶」がオススメです。

便秘解消に雑穀茶が有効な理由

飲み物だけど食物繊維が豊富

雑穀茶とは、その名の通り雑穀と茶葉をブレンドしたお茶です。雑穀には食物繊維が多いことで知られる大麦やもち麦、ひえ、あわ、はと麦などが含まれており、栄養の宝庫とも言えます。お腹が張ってあまり食欲がない時でも様々な食物繊維が摂れるため、便秘解消に役立ちます。

便秘の原因には水分不足で便が硬くなることと、食事量が少なく便のかさが増えず、結果腸のなかで留まり続けることにあります。これらを解決するのが食物繊維であり、水に溶けず、便のかさを増す不溶性食物繊維と、水に溶けて便を柔らかくする水溶性食物繊維をバランス良く取ることが便秘の解消につながるのです。大麦には不溶性食物繊維と、水溶性食物繊維どちらも含まれているので、雑穀茶はまさに便秘時にはぴったりのお茶といえるでしょう。

カフェインがあまり含まれていない

よく便秘になった時は水分を多めに取るように、と言われませんか?これは便秘を引き起こす原因のひとつに、大腸の水分不足があるためです。

ただ、注意すべき点は飲む量を増やすのでは無く、大腸で吸収される量を増やすということ。いくら多めに飲んだとしても、多めの尿として排出されてしまっては意味がありません。そのため、利尿作用のあるカフェインが多めに含まれている飲み物は、便秘中にはあまりオススメできません。その点、雑穀茶は紅茶や緑茶と比べカフェインの量も少なく、安心して飲むことができます。

ブレンドして自分だけの雑穀茶を

最近はスーパーでも気軽に雑穀が買えるようになりました。ご飯に混ぜて食べるのもいいですが、お茶の葉と一緒にブレンドすることで、雑穀茶として楽しむことができます。500mlの水に、雑穀25gと、お好きな茶葉3gをブレンドして沸かすと良いでしょう。カフェインレスの玄米茶や麦茶とブレンドすれば、より便秘解消に役立つはず。大井川茶園では各種お茶も取りそろえておりますので、便秘でお悩みの方や、胃腸の調子を良くしたい方は、是非大井川茶園のお茶もご活用ください。