蒸し暑い夏にもぴったり、おうちでも簡単につくれる「茶塩」とは?


日本料理店や天ぷら専門店などで、料理を引き立てる調味料として使われることの多い「抹茶塩」。抹茶塩は抹茶と塩を合わせたものですが、実は緑茶の茶葉や粉末茶などを使って、もっと手軽につくれる「茶塩」なるものがあるのです。この茶塩は、揚げ物や脂身の多いお肉はもちろんのこと、サラダやスイーツなど、なんにでも使える万能選手。これからのムシムシとして食欲が落ちる季節にもぴったりです。いつもの料理にプラスして、さっぱりと夏を乗り切りましょう!

 

「茶塩」ってどんなもの?

緑茶の茶葉をミルで細かくしたものや、粉末茶、粉茶などと塩を混ぜ合わせた調味料です。緑茶や塩の種類によっても味わいが変わるため、お料理ごとに合う茶塩を用意するなど、楽しみ方は無限大。材料も比較的手軽に手に入るので、抹茶塩よりもつくりやすいというメリットも。好みの茶葉をミルで粉砕した挽きたての茶塩は、風味も香りも抜群です。

 

「茶塩」のつくり方

■緑茶の茶葉からつくる場合

材料:

緑茶の茶葉

塩(粒子の細かいもの)

 

つくり方:

  1. 緑茶の茶葉をミルで細かく粉砕する
  2. 1と塩を1:1で混ぜ合わせればできあがり

 

※緑茶と塩はお好みのものを。肉料理には岩塩を、魚料理には海塩がおすすめです。もし塩の粒子が粗い場合は、緑茶と一緒にミルで粉砕してもOK。

 

■粉末茶や粉茶からつくる場合

材料:

粉末茶や粉茶

塩(粒子の細かいもの)

 

  1. 粉末茶や粉茶と塩を1:1で混ぜ合わせればできあがり

 

※塩の粒子が粗い場合、粉末茶や粉茶の粒子に合わせてミルで粉砕すると、より舌ざわりがよくなります。

 

「茶塩」を使ったおいしいレシピ

■茶塩フリッター

(4人分)

材料:

・お好みの具材

・揚げ油 適量

【衣】

・卵白2個分

・薄力粉 大さじ2

・片栗粉 大さじ2

・茶塩 大さじ1/2

・煎茶 大さじ1

・白ワイン 大さじ1

 

つくり方:

  1. 卵白を角が立つまで泡立てる
  2. 1に薄力粉と片栗粉をふるいながら加える
  3. 2に茶塩、白ワイン、煎茶を加えさっくりと混ぜ合わせる
  4. 具材に3の衣をつけ、170℃くらいの油で揚げる

 

■山芋の茶塩和え

(4人分)

材料:

山芋 1/2本

茶塩 大さじ1/2

 

つくり方:

  1. 山芋の皮をむき、細切りにする
  2. 1に茶塩をかけ和える

 

■茶塩アイス

(1人分)

材料:

バニラアイス 1人分

茶塩 小さじ1/2

 

つくり方:

  1. バニラアイスに、茶塩をかければできあがり

 

※バニラアイス以外に、プリンやババロアなどにかけてもおいしくいただけます。

 

 <まとめ>

いかがでしたか?いつものお料理に少しプラスするだけで、緑茶の香りや風味でさっぱりと仕上がる「茶塩」。残った天ぷらをごはんにのせ、茶塩をかけて熱湯を注げば、即席の天茶が完成。茶塩は意外と合うものが多いので、揚げ物のつけ塩はもちろん、サラダやお肉、お魚、スイーツなど、ぜひ色々なものとのコラボに挑戦してみてくださいね。今は、香り高い新茶の季節。新茶の茶葉は茶塩にぴったり。ぜひ一度お試しください。