冬は、具材の旨みを生かす、緑茶しゃぶしゃぶであったまろ


冬のあったかグルメといえばお鍋。おでんに水炊き、うどんすきにしゃぶしゃぶなどの定番メニューに加え、最近ではトマト鍋やキムチ鍋、クリームシチュー鍋など、変わり種スープも多くみられるようになりました。そこで今回ご紹介するのは、緑茶出汁を使った、しゃぶしゃぶです。具材の臭みを取り、旨みをプラスする緑茶は、シンプルに具材のおいしさを楽しむしゃぶしゃぶにぴったり。ぜひ、冬休み中や年末年始の献立にお役立てください。

緑茶鍋は出汁いらず

鍋料理に欠かせないものといえば、出汁。昆布出汁やカツオ出汁、アゴ出汁や鶏ガラスープなど、同じ食材でもベースとなる出汁が変わるだけで、丸きり違う味わいを楽しむことができますよね。実は緑茶にも、昆布や野菜に多く含まれるグルタミン酸やアスパラギン酸といった、旨みのもととなるアミノ酸がたっぷり。しかも緑茶に含まれるポリフェノールは肉や魚の生臭さを取ってくれるだけでなく、抗ウイルス・抗菌作用もあるので、緑茶鍋は風邪をひきやすい冬にぴったりなメニューなのです。

 

臭みが気になるあの食材も!?緑茶鍋で楽しむしゃぶしゃぶレシピ

■豚バラの緑茶しゃぶしゃぶ

 

材料:2人分

豚バラしゃぶしゃぶ肉 200g

大根 1/4本

にんじん 1/3本

長ねぎ 1/2本

しめじ 1/2パック

緑茶 4カップ

お好みのつけダレ 適量

 

つくり方:

  1. 大根、にんじんはピーラーで薄いリボン状にし、長ねぎは白髪ねぎにしておく。しめじは小房に分けておく
  2. 鍋に緑茶を入れ沸かし、沸騰したら火を弱め、豚肉や1の野菜をサッとゆでる
  3. 好みのタレをつけていただく

 

<おすすめのつけダレ>

ポン酢

ゴマダレ

梅肉ドレッシング

 

■ブリの緑茶しゃぶしゃぶ

 

材料:2人分

ブリ(腹身)お刺身用 一柵

大根おろし 1/4本分

えのき 1パック

長ねぎ 1本

緑茶 4カップ

お好みのつけダレ 適量

 

つくり方:

  1. ブリは1cm幅の削ぎ切りにする。長ねぎは斜め切りに、えのきはほぐしておく
  2. 鍋に緑茶を入れ沸かし、沸騰したら火を弱め、大根おろしを加える
  3. 2に1の野菜を入れる。そこへ1のブリをさっとくぐらせて好みのタレでいただく

 

<おすすめのつけダレ>

ポン酢

レモンドレッシング

チリソース

 

■ラムの緑茶しゃぶしゃぶ

材料:2人分

ラム肉しゃぶしゃぶ用 200g

キャベツ 1/8個

玉ねぎ 小1個

モヤシ 1/2袋

ニラ 1束

酒 大さじ1

緑茶 4カップ

お好みのつけダレ 適量

 

つくり方:

  1. キャベツは5cm角に、玉ねぎはくし切りにする。ニラは5cm幅に切っておく
  2. 鍋に緑茶と酒を入れ沸かし、沸騰したら火を弱める
  3. 2に野菜を入れ煮えたら、ラム肉をさっとゆでて好みのタレをつけていただく

 

<おすすめのつけダレ>

ゴマダレ

ラムしゃぶのタレ

ポン酢

 <まとめ>

いかがでしたか?生臭さが気になってこれまで挑戦できなかった具材も、緑茶鍋なら大丈夫!素材の旨みを引き出しながら、臭みもとってくれますよ。今回ご紹介した具材以外にも、タコやハマチ、牡蠣や鴨などもおいしくいただけます。晩御飯の献立を考えるのが面倒くさいなんて日にも、しゃぶしゃぶはパパっとつくれていいですね。玉露や煎茶、ほうじ茶や玄米茶など、茶葉の種類を変えると別物に。もちろん、塩や醤油で味をつけて、つけダレなしでも。ぜひ一度お試しください。