お茶で心を調える 朝茶のススメ


毎朝、起床してから朝食を食べる前に、急須で丁寧にお茶を淹れて飲むという習慣を朝茶と言います。忙しい朝にわざわざお茶を淹れるのは、少し面倒に思うかもしれません。しかし、新しい一日のはじまりに丁寧に淹れたお茶を一杯飲むことで、心が落ち着き、心が調います。忙しい毎日を穏やかに過ごすために、あなたも朝茶を始めてみませんか?

朝茶をすると、なぜ心が調うのか?

日本には古くから、日常生活や習慣を日々丁寧に行うことにより、心を落ち着け、心を調えるという作法があります。
朝茶もこの作法の一つです。朝に急須でお茶を淹れて飲むという一連のことを丁寧に行うことで、一日の始まりに心を落ち着け、調えようというのが朝茶の考え方です。

朝茶のポイント

新しい茶葉をたっぷり使って、美味しく味わう

飲み残しのお茶を温めること、また前日の夜に使った茶葉を朝茶に使うことは避けたいですね。
「宵越しの茶は飲むな」というお茶のことわざがあるように、新しい一日の始まりに飲む朝茶には、新しい茶葉をたっぷり使って、美味しく味わって頂くことをおすすめします。

朝茶を習慣化する

朝茶は一度実践するだけでも、心が落ち着き、心が調うことを体感することができます。
朝茶のより良い効果を得るには、朝茶を習慣にして毎朝実践することをおすすめします。
なぜなら、朝茶を習慣にして毎朝行うことで、日常の中で自然に心が落ち着き、心が調いやすくなるからです。
より心穏やかに日々を過ごしたい人は毎朝のルーティーンにしてみてください。

※朝茶の淹れ方

朝茶は、普段のお茶の淹れ方と全く同じです。
淹れ方はこちらを参照してくださいね。
(おいしいお茶の淹れ方)https://www.ooigawachaen.co.jp/trivia/making/fukamushi

朝茶のメリット

その日の自分のコンディションを把握できる

また、不思議なことに、毎日同じように淹れても日によって少しずつお茶の味が変わります。それはお茶の味に、その日の気温や天気、自分のコンディションが出るからです。朝茶を毎朝飲み続けることによって、お茶の味でだんだんその日の自分の状態が分かるようになります。朝茶は習慣化して毎日飲むことがおすすめです。

健康にも良い効果が期待できる

朝、温かいお茶を飲むことで、胃や腸が温まります。食欲が湧くこと、腸の動きを良くなること、お通じが良くなることなどが期待されます。また緑茶に含まれる成分によって、健康への効果も期待できます。
詳しくはこちら。(緑茶の健康効果と適正量)

皆さんは、1日に何杯くらい緑茶を飲んでいますか?「ご飯の時だけ」という方もいれば、「仕事をしながら四六時中飲んでいる」という方もいることでしょう。お茶は日本人に...
まとめ

「朝茶はその日の難逃れ」
という諺があるように、朝にお茶を飲むとその日一日は災いから守られ幸せに過ごせると、日本では古くから信じられてきました。忙しい朝にわざわざお茶を淹れるのは、少し面倒に思うかもしれませんが、朝茶が毎朝のルーティーンになれば、手間もそれほど感じなくなります。ぜひやってみてくださいね。