忘年会、新年会シーズンの 二日酔い対策にも緑茶!


ゆく年くる年、早いもので忘年会・新年会シーズンとなりました。会社の同僚や友人、知人、家族など、賑やかな席はついついお酒もすすんで、次の日ぐったりなんてこともありますよね。そんな時こそ飲んで欲しいのが緑茶。実は、緑茶には二日酔いを和らげる成分が含まれているのです。今回は、そんなお酒のダメージから体調を整えてくれる、緑茶のパワーをご紹介します。

あの将軍も二日酔いの薬として緑茶を飲んでいた!

中国からの伝来以降、緑茶は江戸時代に煎茶が開発されるまでの間、位の高い人々しか飲むことのできない貴重なものでした。鎌倉時代の僧、栄西が著した「吾妻鏡」の中には、鎌倉幕府三代将軍、源実朝の二日酔いを緑茶で治したという記述があり、古くは、緑茶が二日酔いの薬としても重宝されていたことがうかがえます。

緑茶はなぜ二日酔いによいのか?

二日酔いは、体内に取り込まれたアルコールによって発生したアセトアルデヒドという有害物質が、肝臓で分解しきれなかった場合に悪さをして起こります。緑茶には、このアセトアルデヒドの分解を促進させる働きを持つ、カフェインやビタミンCがたっぷりと含まれているため、二日酔い予防や二日酔いを和らげる飲み物としておすすめなのです。

二日酔いを和らげる、緑茶の飲み方

お酒を飲む前、飲んでいる間、飲んだ後、この3つのケアを行うことで、より一層二日酔いを防ぐことができます。

基本の緑茶の作り方

通常の2倍の濃さで作ります。
・茶葉 ビタミンC含有量の多い煎茶やカフェイン含有量の多い玉露がおすすめ
・湯温 高いほどカフェインが溶け出しやすくなるため60℃以上で
・湯量 通常の1/2量 ※パッケージに記載された分量を参考にしましょう

ペットボトルの緑茶でも代用はできますが、茶葉からしっかり濃く抽出したものがおすすめです。ペットボトルの場合は、カフェインやビタミンCの含有量が多いものを選びましょう。

二日酔いを和らげる飲み方

ステップ1

お酒を飲む30分ほど前に緑茶をコップ1杯いただきます。

ステップ2

食事中は、できるだけお酒と交互に水を同量摂取して、体内のアルコール濃度が高くなりすぎないようにしましょう。水を飲むことでお酒の飲みすぎも防げます。

ステップ3

食後にも緑茶をコップ1杯、家に帰って1杯、就寝前に1杯とこまめに摂取しましょう。

ステップ4

翌朝、まだお酒が抜け切れていないようであれば、こまめに緑茶を飲みましょう。
※一度に緑茶を大量に飲むと、カフェインの摂りすぎになる恐れがあるため(得に玉露の場合)、緑茶はガブ飲みせず、その分水を飲んで利尿作用を促しましょう。

まとめ

いかがでしたか?何かと忙しいこの時期、せっかく楽しんだお酒で二日酔い…は、避けたいですよね。緑茶は、急須に茶葉を入れお湯を注ぐだけと手軽にいただけます。温かいまま水筒で持ち歩いたり、冷ましたものをペットボトルに入れたりするなど、このシーズンは鞄に常備して、楽しい年末年始をお過ごしください。