【冷え性の方は一読を!】冬に日本茶を楽しむ時の注意点!!


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近頃めっきり寒くなってきましたね。「こたつに入って日本茶でほっこりしたい!」なんて思う方も多いのではないでしょうか。ですが、冷え性の方はどうぞ要注意を!熱いお茶と言えば体を温めてくれるイメージですが、必ずしもそうではありません。そこで今回は、お茶の注意点とメリットをご紹介します。

寒い時、緑茶を飲むのは食事と食事の間に!

発酵させていないお茶類は、タンニンという成分を含んでいます(日本茶の多くが当てはまり、煎茶や玉露などの緑茶は特に多く含まれています)。タンニンには鉄とくっつきやすい性質があり、結びついたタンニン鉄は水に溶けにくく腸での吸収がしにくいという特徴を持っています。鉄は全身に酸素を運ぶヘモグロビンの材料であり、ヘモグロビンが不足すると身体の酸素が不足してしまいます。そして、酸素が不足すると熱源である栄養分をエネルギーに変えることができず、体を温めることができなくなってしまうというワケ。ですから、寒い日に緑茶を楽しむ場合は食事中ではなく、食事から30分はあけて飲むようにしてください。ちなみに、タンニンは緑茶だけでなくコーヒーやワインなどにも含まれていますので注意しましょう。食事中は、タンニンの少ないほうじ茶、麦茶、烏龍茶、プーアール茶、番茶、ジャスミン茶などを飲むのがオススメです。

薬いらず!?常飲することで得られる緑茶の効果効能

一方で、緑茶には常飲することで様々な効能があると科学的に立証されています。心臓病のリスク軽減、風邪菌の増殖阻止、脂肪燃焼効果、認知症予防、糖尿病予防、コレステロール値の減少、記憶力の向上、抗がん作用、食中毒予防、虫歯予防、動脈硬化・脳卒・血圧降下予防、口臭予防、機能性障害予防、成人病予防、インフルエンザ予防、二日酔い対策などなど、効果・効能は実に様々。日本人の平均寿命の長さ(2014年7月厚生労働省発表では、男性は世界4位・女性は世界1位)に大きな貢献をしていると考えられています。しかし、ご紹介した効果を導き出す実験は「1日に緑茶を5杯飲んだ人とそうでない人を比べた実験」など、それなりの量を摂取することが前提となっています。一定量を毎日飲み続けなければならないと言えるでしょう。

今回は、冬の日本茶のメリット・デメリットをご紹介しました。冷え性の方は飲むタイミングに気を配る必要がありますが、日本茶を常飲することで得られるメリットは非常に大きいので、ぜひご紹介した内容を守って健康を維持してみてくださいね。