元旦に「大福茶(おおふくちゃ)」はいかが?
大福茶(おおふくちゃ):お正月に一年の息災を願って飲むお茶
今から千五十年前の平安時代に当時京都の町で悪疫(伝染病)が流行した際に六波羅密寺の空也上人がお茶の効力で病を治したことから、無病息災や福を招く茶として伝わったのが始まりで、このお茶を当時の村上天皇にも献じられ効用があつたため、「王服茶」「皇服茶」と呼ばれ、庶民に福を与えたところから、後に「大福茶」の名が生まれました。
現在でも六波羅密寺では元旦から三が日にかけて、無病息災に御利益の有るといわれ、緑茶に梅干しと結び昆布を入れた王服茶が参拝客に振舞われます。梅干しと昆布は「しわがよるまで、睦みよろこぶ」といわれる縁起物です。
地域によって様々な習慣があるようですが、諺(ことわざ)にも、「朝茶は、三里帰っても飲め」とか「朝茶はその日の難を逃れる」とあります。「福茶とは元旦に汲んだ若水を沸かして茶を飲む習慣の事」と紹介している文献もありますので、特に梅干しや昆布にこだわる必要は無いようです。
元旦にはお雑煮を頂く前に、いつもよりちょっと贅沢なお茶を “大福茶”として家族そろって飲み、その年の縁起を祝ってはいかがでしょうか。
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